世の中の人には大別して2つのタイプがいる。勝ち組と負け組である。この場合の勝ち組は、お金をたくさん儲けた人とか、偉業を達成した人を指すのではなく、負け組もその逆で職がなくなってどうしようもないということではない。他人に持ち上げられてきた人(勝ち組)か、いじめられたり、馬鹿にされたりしたことがある人(負け組)かということである。
勝ち組は持ち上げられてきているので、どこかで気づかなければ他人の痛みを知らない人間となる。この場合は最悪である。
これになりそうなタイプとして顔やスタイルや力など、つまり見た目が比較的いい人に多い。見た目は一番計りやすい。よって自分がすばらしい人間だと勘違いしやすいのである。また、残念ながら人間はほとんどがあまり考えていない人である。そういう人にとって見た目がかっこいい人というのは羨ましい上の存在なのだ。逆に、見た目がよくなかったり、スポーツが苦手な人は格下の存在のように思い、馬鹿にしたり、いじめたりする。それが最低の人間的行為とはあまり考えずに、である。このタイプの人たちによって何も悪くないホームレスの人が殺されたりするのだ。
但し、全てがそういうタイプではない。育ちによって自分を律したり、相手の気持ちがわかったりする人もいる。これはとてもよく、人に好かれる。但し、あまりにすばらしすぎると、相手が気分を害したり、異性には完璧すぎて好かれずということにもなりかねない。難しいものである。
負け組は基本的には辛い経験があるので、相手の立場になって考え、優しい言葉がけができる。但し、経験上優しい人が多いので、もう少し強い気持ちが必要になる。
それにしても現在の日本社会では負け組を救う手だてや、逆に勝ち組の中でどうしようもない人たちをなんとかするような体制ではない。まず、企業の90%が人間性を超えて儲け重視の傾向になっている。文句を言う人も増えている。更に企業などにもおかしな人間がいても、そういう人を辞めさせるとまずいことになるとビクビクして対応している。これではどうしようもない。